ハイステータスクレジットカードを検討する際に重要になってくる『海外旅行保険』
アメリカン・エキスプレス・カードなど、一部のカードでは海外旅行保険がなんと『最高1億円』を超えるものも存在しますし、少ない場合でも最高2000万円程度のものもあります。
正直なところ、そんなに高額な保証が必要なのかな?と疑問に感じる方も少なくないはずです。
今回は、そんな気になるハイステータスクレジットカードの高額な海外旅行保険は必要か?ということについて考察をしていきたいと思います。
海外旅行保険ってそもそもなに?
海外旅行保険とはなにかについて見ていきましょう。
海外旅行保険とは旅行会社や、保険会社、クレジットカード会社が保有するサービスの総称です。ですので、クレジットカードに付帯する保険のことを指すわけではありません。
海外への渡航を目的をして、自宅を出発してから旅行期間を終え、帰宅するまでの間に起こった、『ケガ』『病気』を中心に、『賠償責任を有するもの』『携行品(持ち物)の破損』『盗難』などに対して補償をしてくれる内容となっています。
私自身も東南アジアが大好きでこれまでに何度も行っていますが、治安の悪い場所に行くと、カバンをひったくられそうになったり、移動用のバスに乗った際にカバンの積み込みの際投げられてしまったり、ナマズのスープを食べてお腹を壊したりしました。
このような時には保険をとてもありがたく感じるものですね。
海外旅行保険の主な補償内容について
海外旅行保険は様々な種類がありますが、主な内容について見ていきたいと思います。
海外旅行保険に含まれる補償は大きく三つあります。
このように分けられます。
海外旅行保険には上記以外にも、細かな補償が含まれます。合わせてこちらも確認しておきましょう。
旅行中の偶然な事故によるケガが原因で、所定日数以内に死亡した場合の補償
旅行中の偶然な事故によるケガが原因で、生じた後遺傷害に対する補償
旅行中の病気が原因で所定の期間内に死亡した場合の補償
旅行中の偶然な事故によるケガ、病気の際に家族が現地に向かう場合の費用などを補償
このような補償も付帯します。
あまり海外に行かない人だと言ってもたまに行った海外旅行で病気やケガにならない可能性も0ではありませんので、あるに越したことはないでしょう。
海外での医療費は想像を超える高さ!?
また、海外旅行保険を考える際に重要な『医療費』について知っておく必要があります。
日本は大変恵まれた国で、世界的に見ても医療費が安いことが知られています。
日本臨床外科学会の発表によると、先進諸国の30の国ごとに医療費を比較した時、日本は世界的に見ても9番目に医療費が安い国と言えます。
アメリカと比較すると平均して半分以下という数値となっています。
さらに実際に支払いする病院などの医療機関で支払いをする金額は保険控除を受けているため、日本では3割負担となっています。
そして、もし万が一病気になってしまっても、医療保険などに加入している場合は入院などの費用も負担されるケースが多いので実質ほぼほぼ負担は発生しません。
しかし、海外渡航時に病気になってしまうと保険控除も受けられませんし、医療保険も海外渡航時は補償されないケースもあります。
海外渡航時に腹痛などで入院をしてしまうと高い国では一週間の入院で100万円以上を請求されることも少なくないようです。
中国、アメリカは特に高いと言われており、盲腸の手術で400万円を請求されたということもあったようです。
海外では救急車を利用すると基本的にはお金がかかりますし、ICUなどを利用する場合少なくとも1000万円以上の費用がかかることも珍しくありません。
このような事実から見ると、少なくとも高額海外旅行保険は最低でも2000万円ほどは欲しいところですね。
高額海外旅行保険!それって必要?まとめ
いかがだったでしょうか。
結局のところ保険なのであるに越したことはありません。
しかし、初めて金額を見た時に感じた『こんなに高額な補償っているのかな?』という疑問は解決したと思います。
それでは是非こちらの記事を参考にしていただき、クレジットカード選びに役立てていただければ幸いです。