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2016年1月から発行が開始したマイナンバーですが、2017年にポイントカードと統合するとの計画が発表されました。
映画などで体内に個人識別用のICチップが埋め込まれるなんてSFなテーマはよくありますが、SFの世界に近づく話かもしれませんね(←言い過ぎかw)
マイナンバーってなんだっけ?
まずはマイナンバーに関しておさらいをしておきたいと思います。みなさんもう受け取りに行きましたか?マイナンバーは2016年1月から利用が開始され、個人を識別し、より生活を便利にするものとして発行されました。
マイナンバーってなに?
マイナンバーとは、国家が国民ひとりひとりに番号を割り当て、個人の所得や年金、納税などの情報を1つの番号にひも付けて管理する目的でつくられる「共通番号制度」のこと。国民につける個人識別番号を「マイナンバー」と名づけたため、マイナンバー制度と呼ばれるようになった。
共通番号制度は佐藤栄作内閣による1970年の国民総背番号制の提案以来、たびたび構想されてきたが、2013年5月に法案が成立。対象を国民だけでなく日本に住民がある人に広げ、2016年1月から制度がスタートすることになる。
マイナンバーとはこのようなものです。
つまり、国民一人ずつに個別の番号をつけることによって、納税をはじめとする行政サービスを簡単に、便利にしようというものです。
もう皆さんカードはとりに行ったと思いますが、保険証のようなカードで管理する形となっており、今回の計画ではマイナンバーカードをポイントカードと連携使用というものです。
マイナンバーカードを導入することで様々なサービスが便利に
現代では銀行口座のカード、クレジットカード、各種ポイントカード、免許証などたくさんのカードを管理しながら生活をしています。もう、当たり前のことなので疑問を感じる方も少ないと思いますが、冷静に考えるとカード多すぎないですか?
全てのカードにIDや番号、そしてパスワードが設定されています。また、近年インターネット上でのセキュリティの観点から、パスワードも強制的に変更させられたり、大文字小文字、そして数字、記号などを組み合わせる必要があるため、うっかりパスワードを忘れてしまったり、管理が大変なので活用できていないものなどもあると思います。
もし、ポイントカードを含めて、マイナンバーカードに全ての機能が一本化できれば、たった一枚のカードを持ち歩くだけで生活できるような便利な世界がやってきます。
マイナンバーカードに一本化することによるデメリット
しかし、マイナンバーに一本化することによってメリットばかりではありません。メリットばかりであればすでに導入されているはずですからね。
マイナンバーに導入によるデメリットは以下の通りです。
・マイナンバーカードを悪用された場合、生活に関わる全てのものが影響を受ける。
・国によって日常消費の全てが把握されてしまう。
さらっと二点をご紹介しましたが、かなり重篤な問題です。例えば全てのサービスにおいてカード番号を統一してしまった場合、万が一パスワードなどが流出した時に全てのものが悪用される危険性があります。
また、マイナンバーはそもそも国の管理するものですので、例えばコンビニでポイントを使ったとか、クレジットカードなどが統合された場合、いつ、どこで、どんなものを消費したかも筒抜けでわかってしまうこととなります。
かなり重篤な問題につながりやすいため、 慎重に進めていく必要があります。
実用化が2017年春ごろ?
まだ、明確な方針は発表されてはいませんが、一旦実用化されることになれば、2017年春ごろになる見込みとなっています。
とはいえ、全てのカードが一本化されるかどうかという点に関しては、実現するかどうかも含めてまだ不透明なものとなっています。
2017年!マイナンバーとポイントカードがついに合体!未来化計画まとめ
今回は総務省の発表するマイナンバーカードと各種ポイントカードの一本化について解説をしました。もし実現することになれば、セキュリティ面がしっかりしていれば、大変便利なサービスとなりますので、今後の動向に期待をしたいですね。