ごく稀に二十歳そこそこの小僧っ子がブラックカードやプラチナカードを持っているというのを見かけることがあります。また、稀に「アイツ親が金持ちだからクレジットカードもいいもの持ってんねん」なんて会話を聞くことがあります。
今回はクレジットカードの審査と家族の信用の関係について考察をしてみたいと思います。
クレジットカードの審査に親(家族)は関係ある?
早速本題ですが、クレジットカードを発行するには必ず審査が必要となります。クレジットカードの審査では、収入や、性格、資産など様々な情報を情報として利用しながら、クレジットカードを発行しても貸し倒れなどのリスクがないかどうかを判断し、クレジットカードの発行を行います。
例えば、親が大企業の社長なんていう場合はその家族(子供)も審査が通りやすくなるのでしょうか?
その答えは
NO!
です。
一切関係はありません。
そもそもクレジットカードの審査は個人に対して行われるもの〜
親の信用などは一切関係ないと先ほど述べましたが、そもそもクレジットカードの審査は個人に対して行われるものです。そのため借り入れの上限額が年収の三分の一までなどと貸金業法にも規定されています。
クレジットカードはあくまでも個人に対して発行されると構造を理解しておかなければいけません。
但し、カードローンなどの場合は少し状況が変わります。クレジットカードではほぼありませんが、ローンカードなどの発行の場合稀に保証人などを求められることがあります。
このような状況では保証人の信用情報なども審査に関わってくるため、一概に関係ないとも言えないのが現状です。
またクレジットカードには家族カードというものが存在します。
家族カードとはカードの券面に書かれた名前は子供(扶養家族)の名前でも実質的には、扶養している人間の信用によって発行されるカードとなっています。
多くのクレジットカードでこの家族カードが発行できるようになっていますので、もしかすると富豪の息子(ボンボン)が持っているカードは家族カードの可能性もあるのです。
このような場合は親の信用というのもクレジットカードに関わってきますね。
家族カードとは?
それでは最後に先ほどちらっと出てきた家族カードの話をしてみたいと思います。
ハイステータスクレジットカード(ゴールド以上のカード)の多くは家族カードというものがあります。ハイステータスカードでなくとも家族カードがあるものもあります。
家族カードとはメインカードがあり、その家族が同じカードを使えるというものです。
例えば波平さんが三井住友VISAゴールドカードを作ったとします。そして、家族カードとしてカツオ用の家族カードを申し込みます。
すると三井住友VISAゴールドカードが二枚届く形になります。その一枚は当然「磯野波平」名義となっていますが、もう一枚のカードは「磯野カツオ」という名義で発行されます。これが家族カードです。(本来は家族カードは18歳以上でないと発行できないので厳密に言うと磯野カツオくんはカードを持つことができませんが笑)
カードが二枚手元に来るわけですが、決済する口座は磯野波平さんの口座から二枚とも引き落としがされますし、明細などもほとんどの場合が一枚で届きます。
つまり、家族カードとは一枚のクレジットカードを家族と分けてシェアするものということです。
限度額などは二枚分ではなく、主カードの限度額をシェアする形になります。
アイツ親が金持ちだから…親の信用でクレジットカードの審査が通る!?の話まとめ
今回は、親(家族)の信用とクレジットカードの審査の関係性についてまとめました。意外と家族カードとか知らない方も多いと思います。もし何らかの事情でクレジットカードが作れない!もしくは作りたくない!という方は家族カードを検討するのも良いかもしれませんね。
ご家族の許可が取れれば!ですけどね笑